夏空が広がる

朝から夏空が広がった。夏の陽射し。夏の空。
朝、田回りをして昨夕から入れていた水を止める。


子どものスイミング教室に連れていって帰ってくると、父と母が小麦の種を干していてくれる。収穫のあとすぐにちゃんと天日で乾かしてあるのだが、土用の天気のいい時に、もう一度干すのだという。ありがたいことだ。


午前中は今日も草刈。陽射しが強くて暑いけど、どこか爽やかな空気がありがたい。


スイミング教室の間、高島俊男『座右の名文』(文春新書)を読む。いや、面白いです。「僕の好きな十人の文章家」というサブタイトルがついてますが、新井白石本居宣長、森?外、内藤湖南夏目漱石幸田露伴津田左右吉柳田國男、寺田寅彦、斎藤茂吉の十人が取り上げられています。内藤湖南まで読みましたが、いや、みなものすごい頭脳なんですね。いやはや。森?外の満点パパぶりが楽しかったです。何をやらせてもすごい人はすごい。
さらに露伴も好きなのですが、露伴の書いたものをそんなにたくさん読んでいるわけではありません。露伴のもつムードというか、露伴について書かれたものから立ち上がってくる姿というようなものが好きなのかなぁ。とにかくすごい博識ぶりの逸話を読んでいるだけでも楽しくなってきます。


Unicode対応のMacOS X ならちゃんと森?外の「かもめ」という字も出るのですが、ネット上ではうまく表示できないんですね。なんとかならないのかな?