麦刈り終了、大豆の播種も終了。夏至。

いやあ、よく降っているなぁ。今図書館にいって、帰りに田んぼを見てきたけど、昨日撒いた肥料は流れちゃってるんじゃないの?って感じだなぁ。大丈夫かぁ?
19日(火)
晴れる。朝田回りして、昨日の続きで稲の観察記録。葉数を記入。うーむ、葉数の確認って、ホントなんだかうまくいかない。
午前中、草刈りに精を出す。その間に母が午後刈る麦の圃場の四隅をコンバインが踏んでしまわないように刈ってくれた。
午後は麦刈り。4枚。父が今日は他の仕事でいないので、刈り取った麦をライスセンターまでコンテナで運ぶのでその分手間がかかる。ライスセンターもそこそこ混んでいた。麦の種も最後にとる。


20日(水)
晴れる。午後から大豆の播種をすることにして、父と母が麦刈りあとの麦わらを焼き、トラクタで起こしてくれる。僕はその間に田んぼの溝切りにでるが、溝切り機が途中でエンジンストップしてしまう。点火プラグを掃除したりしたが、うまく行かないので昼に農機センターへ持っていく。やれやれ。
父と母の麦わら焼きも一騒動で、風向きの関係で麦わら焼きの白い煙がちょうど隣の新興住宅地のほうへ流れていき、誰かが役場と消防署へ通報したらしく、消防車の出動となった由。住宅地のすぐ隣で焼いているわけではなく、田んぼの真ん中で焼いているのだが・・・。やってきた消防署員さんの話「野焼きはしていただいてかまわないのですが、風向きも少し考えていただいて、風のない日にお願いします」とのことだった。麦を刈ってすぐ豆の播種をする場合には麦わらが邪魔になることはよくあることで、麦わら焼きもあたり前の技術だと思いますが、農業一筋60年以上の父と母と二人がついて田んぼの真ん中で麦わらを焼く(年寄り二人なのでよけいに心配か)のもままならなくなって来るとは、農業もやりにくくなってきています。
午後は大豆の播種。テーラーに「ごんべい」をつけて75センチ間隔でまいていく。テーラー(耕耘機)なので、歩いていかなければならず、二枚、6反と少しの圃場。一枚はきれいに焼けているのですが、もう一枚は3割方麦わらが焼けていなくて、生の麦わらが残っているので、少し播きにくい。夏至も近いこの時期、日没寸前まで播種して少々消耗しました。でもこれで大豆の播種の予定も終了。
夜は転作の寄り合い。大急ぎで風呂に入り夕飯を食べて走っていく。


21日(木)
晴れる。昨日播種した大豆の除草剤を散布しようと思って、農協へいく。土がずいぶん乾いているのでどうかなぁ、と思っていたのだが、農協の職員さん曰く「明日は大雨になるかもしれないので、今日まくとせっかくの除草剤が流れてしまうかも知れず、雨のあとにさんせ」ということで散布は明日以降に。あ、「どうしたんですか、朝から疲れた顔して」とも言われたなぁ。昨日の大豆播種が消耗したんだろうなぁ。
農機センターへ溝切り機を取りにいき、田んぼの溝切りにいそしむ。プラグの交換とキャブレーターの掃除をしておいた、とのことでしたが、エンジンがすこぶる調子よくギュンギュン回る。しかし風もほとんどなく暑い。暑い。エンジンの熱気と快調に回る2サイクルエンジンの排気ガス、溜まりつつある疲労で、田んぼの中を長靴はいて歩き回るのもなかなかです。
昼寝をたっぷり。とおもいましたが甲斐よしひろNHKのお昼の番組「スタジオパークからこんにちは」に出ていて、あれこれ話を聞いてしまう。「デビューして30年、変わったことはなんですか?」という質問に「人の話を聞けるようになったことかなぁ」という答えにスタジオに集まったファンが大受け。甲斐バンドってちゃんと聞いたことないけど、高校生の頃、FMのサウンドストリートはよく聴いていました。少し昼寝。
午後も遅くから田んぼでホリで溝切りの手直しをし、そろそろ中干しの田んぼに水を入れてもいい頃なので、二枚ほど、田んぼの尻水戸を止めて、マルチサポート2号を散布。ケイ酸や微量要素を含んだ肥料なのですが、これを散布。10aあたり40kg(二袋)も散布する。もう少し少なくしてもよかったかも。


22日(金)
朝、田回りしている途中から雨。この雨で中干しも終了にすることにしようと、何枚か尻水戸を止める。雨だ。今日は少しゆっくりする予定。


そうそう、溝切りをして田んぼの中を歩いているといろいろな生き物に出会う。まあ一番大きいのはアオサギなど鳥類だけど、蛇もぬらりぬらりと田んぼを泳ぐし、蝶やトンボや蜘蛛、オタマジャクシやカエルはもちろん、ヤゴやゲンゴロウやメダカ類もいるのだが、ちょうどドジョウが産まれたのか、田んぼの中に湧水があるので一年中溝を切ってある所の泥の中に小さなドジョウがうじゃうじゃいるのを発見。トノサマガエルが小さなドジョウを捕まえて食っていたんだよね。これはこれはと次男に教えてやると捕まえにいくというので、次男と二人で田んぼでドジョウ捕り。泥をバケツに入れるとその泥の中にわんさかいるんだよね小さなドジョウが。10匹ほど持ち帰って水槽に入れてやる。アブラハヤに食われないか心配だけど。去年だか一昨年だかは、捕まえてきた小さなドジョウがカワムツにみごとに全部食べられてしまったのでありました。
でも今朝見たら10匹とも元気に泳いでいました。一緒にいれてあるアブラハヤの稚魚もだんだん大きくなってきていますな。


先日投句したネットの句会の俳句。今度は選句しなくては。


iTunesでも買えるのですが、割高でしかも何曲か漏れている『細野晴臣トリビュートアルバム』。AmazonでCDを買いました。なかなかいいです。でも「風の谷のナウシカ」とか坂本龍一がからんでいる楽曲がやはり好みだなぁ。
坂本龍一でこの手の企画があったらすぐ買ってしまいそうだけど。


昨夜は体がほてって寝苦しかった。足にテーピングしてみたり、保冷剤を頭に乗せたり、枕頭本にしている『双調平家13』を読んだりして夏至の夜を過ごしました。『双調平家13』は平重盛が死んでまた話が動きそうな気配です。すこしづつストーリーを思い出しつつあります。