春秋に富む45歳の読む『東京・自然農園物語』

山田健『東京・自然農園物語』読了。面白かったです。でもこれは帯にかいてあったようなファンタジーではないな。うん?いやファンタジーかな?良くも悪くもコピーライター風文体で、軽やかに有機無農薬農業が描かれています。作られている作物が米でないのが東京でしょうか。きのこの取れる雑木林とか欲しくなりました。


今日は朝から曇り。風もなくて快適と思っていたら、午後からは北の風が強くなりました。しかも時々時雨れて雨交じり。でも午後4時30分までこなしの作業。なかなか春の天気は荒れますね。


今朝の中日新聞のコラム中日春秋に「春秋に富む二十三歳」という表現が出てきて、これがわからなかった「春秋に富む」いやはや。出典は史記でした。「年若く経験が乏しいこと、転じて生い先が長いこと、将来性があること。」いや、今朝の中日新聞のコラムで何人の人が辞書を引かされたかな、と思った次第です。 春秋に富む45歳です。


森絵都『DIVE!!』(角川文庫)を読み出す。本当は吉川英治文学新人賞と2007年本屋大賞のW受賞の佐藤多佳子『一瞬の風になれ』をAmazonで注文したんですが、「この本を買った人は、これも買っていますよ。」などとうまい具合に薦められてしまって、うかうかとクリックしてしまったのですが、なかなかよさげで、『一瞬の風になれ』より先に読むことにしたのでした。