除草剤の散布と荒代かきと『午後の最後の芝生』と『プールサイド』

朝、風もなく天気もまずまずかと思われたので、除草剤散布しはじめたのですが、二枚まき終わったところで突然のパラパラと雨。やれやれ。でも9時ごろから晴れ間も見え出してきました。除草剤の散布は父にまかせることにして、僕は荒起こしを一枚、こなしを3枚。うんうん。ま、順調にいきました。


もうすぐ読み終わりますが、山田健『東京・自然農園物語』なかなか面白いです。文体というかムードはなにやら軽いのですが。


デジタルクリエイターズの十河進さんの文章を読んでいたら村上春樹の好みがずいぶん近いのでびっくり。『午後の最後の芝生』のよさはなんなんでしょうねぇ。『中国行きのスロウ・ボート』におさめられている短編はどれも好きだけれど、やっぱり『午後の最後の芝生』が一番だし(僕が持っている『中国行きのスロウ・ボート』は昭和58年(1983年)7月の第11版です。初版は5月で、あっという間に版を重ねていったことがわかります。)、当時僕も大学生だったわけで、主人公のアルバイトのやり方は胸に響きました。『回転木馬のデットヒート』ももちろんいいんだけど、特に『プールサイド』が一番で、『イン・ポケット』で読んだっていうのもおんなじだ。今でも講談社文庫のその時の『イン・ポケット』(大学の生協のレジのすぐ横に積んであったんだ!)も本棚のどこかにあるはずなんだけど、いつものように見つからない。『プールサイド』の主人公の人生の折り返し地点を設定するというのも胸に響きました。カッコよかったし。ああ。