苗箱に土を入れ始めることと時田則雄『歌集 野男伝』
昨日の朝は道には積もってなかったですが、屋根や麦の上には雪が積もっていました。気温も低いまま続いています。やれやれ。
昨日から苗箱への土入れを始める。準備すべき苗箱は1400箱ほど。ボチボチとやります。
そういえば昨日は営農組合の「男の料理教室」に参加して、ハンバーグやフルーツのサラダ、みそ汁、まぐろのカルパッチョ、ロールケーキなどなど、他にもあったような気がするを教えてもらいながら作りました。盛り沢山で少々疲れましたが、面白かったです。昆布とかつお節でダシをとってのみそ汁とか、はい、なかなか贅沢なみそ汁です。
時田則雄『歌集 野男伝』(本阿弥書店)読了。いや、すばらしいですね、これは。読んでいたら、農業に、百姓に、やる気がぐりぐりと出てきました。
小学校校長の名は米太郎部屋の三面本あふれゐき
「寒ければこうして金玉握れよ」とキンタマ握ってゐし米太郎
めらめらと燃ゆる丸太の火に抱かれ老婆は荼毘に付されてをりし
日に一升十日で一斗酒喰らひ野良仕事せりわが二十代
PTA会長となり知りしこと若き教師の態度のでかさ
大病を患ふ妻を家に残しひとり百姓続けぬ 黙黙
大枚を投じて家建て山林買った 三十代半ばなんでも出来た
借入金五千万円 凩を聴きつつ湯船に首浮べゐし
娘が婿とりて農場を継ぐといふことの嬉しく月に乾杯
種を播けばよいといふものではないぞ適地適作 凶作もある
いや、この辺でやめておかなければ。ページパラパラやって十首だけ紹介させてもらいました。でもその他にたくさんいいのがありました、というか、次々なんですけどね。うーむ、時田則雄さんの他の歌集も読まねば。
と書きつつ、注文してあったホリチョイ・プロダクションズの『気まぐれコンセプトクロニクル』が届いて、なにやらにやにや笑ってもいるのでした。ああ、バブルでしたな。
iTunesの7.1にしたらフルスクリーンで、アートワークがくるくると動いてくれるようになりました。迫力です。前にアートワークをせっせと整理した甲斐があったというものです。