藤田湘子『20週俳句入門』と『別冊宝島73 楽しい俳句生活』




藤田湘子『20週俳句入門』読了。俳句入門の名著だといわれています。はい、大変わかりやすいよい本でした。参考になりますね。一ヶ月に30句は作ること、これが上達の基本だということですが、僕にもそういう時期が二年や三年はあったはずですが・・・。最近では月に5句から10句ほどですから、すっかりダメです。でも言葉をひねくるのはとてもおもしろく刺激的。俳句の型に合わせる、というのも初心の指導としてはわかりやすいですしね。思い返せばネットの句会で僕の句にいただいたコメントはこの本から学ばれたのではないかと思わせられるものも多かったような気がしています。やっぱり名著なんでしょう。


僕が俳句に興味を持ったのは『別冊宝島73 楽しい俳句生活』を読んでからです。はっきり覚えているんです。副題は「読みかつ詠むための現代俳句スタイル・ブック」です。うーん、なつかしいですね、スタイルブックという響き。いっときスタイルブック流行りましたもんね。1988年に発行されています。でも僕がこの別冊を読んだのはもっと遅くて91年か92年か、その頃。この本の序にあたる文章、小玉節郎さんの「俳人への『奥の近道』 その気になれば誰でも俳人になれる!」にもう決定的に影響されました。つまりその気にさせられてしまったわけです。この文章の最初に「いきなり俳号をつける」というのがあって、もう僕もいきなり俳号をつけてしまったんですね。それからこの別冊で小林恭二氏の「新鋭俳人の句会を実況大中継する」という企画物があってこれもおもしろいです。小林恭二岩波新書で『俳句という遊び』『俳句という愉しみ』というのも出してます。二冊とも買って読んだはずですけど、見当たりません。いや、この別冊は新鋭俳人がたくさん登場していますし、いかにも「別冊宝島」風で楽しいものになっています。


今日はお昼前からいい天気になりました。早く撒いた麦にすこし肥料をやりました。
子供と登った山の写真何枚か貼り付けてみました。ちゃんと観られているかな?画像が大きくなると表示時間とか気になるところです。画像の横幅を830pixelにしました。