「農」についての関心と食味のAランク。

10日(金)
午前と午後とアルバイト。夜は地域の農事組合の寄り合い。例の「農地・水・環境保全向上対策」についてあれこれと説明を受けたり質問をしたり。地域でまとまって農に関する環境保全活動をすれば国や県から地域や集落にお金を出しますから、どんどんやってください、ということなんでしょうけど。
でもこういう話を聞いたり説明を受けたり議論するたびに、日本人がほとんど「農」に関してなんにも関心を持ってないということを突きつけられるような思いです。藤原正彦氏が書いていたように『数学者は本質しか興味がない。だから本質だと見極めたことは言う。美しい田園は本質だ。日本が大損しても、日本人の給料が半分になっても、農家を保護してこの美しい田園を保たなければならない。』と、ここまで思ってもらえなくても、「美しい田園は本質だ」とこのフレーズはどうでしょう。美しい田園が揺るぎなく大切なものとして考えている人がどれくらいいるのでしょうか。


11日(土)
今夜はうちの家で「おとりこし」をするので、朝から奥さんが張り切ってお掃除をしていたりする。僕も玄関まわりやら座敷の蛍光灯の傘をはずしたり。
昼前から長浜ドームでおこなわれている農機の展示会へ。このとき玄米を持参して食味検査をしてもらいました。食味の格付けはAランクでした。おいしいお米です。外観品質で思いも寄らずカメムシについて指摘されました。今年はほとんどカメムシを見かけなかったのですが、アカスジカスミカメムシという小さなカメムシによる着色粒が少し見受けられるということでした。なかなか見つけにくい小さなやつらしいですし、大きなホソハリカメムシとは防除の時期も違うようです。いろいろ勉強になりました。食味計の機械による検査結果も大切でしょうけど、コメの検査官や技師の人が丁寧にコメを観察して話をしてくださるのがありがたいことですな、順番待ちに3時間かかりましたけど。農機の方はあれこれ見て回りましたが、ヤンマーや三菱や大手の大きなトラクタやコンバインなどはその値段に黙らせられました。トラクタに付けるアタッチメントの農機にはいくつか触手が動きましたが、うちの今ある家計の状況やら機械やら作業所の状況をみると、そうそう軽率には判断ができないので、草刈り機の替え刃を買っただけに終わりました。草刈り機の刃は波打つ、というか反り返ったようなやつを試しに買ってみたのですが・・・。また使い勝手については報告します。
ま、食味はAランク。これがなんとなく安心できた結果でした。


12日(日)
午前中は今年の最後の体育推進事業で球技大会。今年はビーチボールバレーをやりました。砂浜でやるビーチバレーじゃなくて、体育館のバトミントンのコートでやるビーチボールを使った4人制のバレー。皆さん楽しんでいただけたようでありがたいことです。
午後はゆっくり子供らと過ごして近所のスーパーへいったり。山の紅葉がぼちぼちとはじまってきているようです。七尾山も紅葉してきていますね。たぶん金糞山とか湖北の山々はだんだん見頃になってきているのでしょう。
体育館でざーっと時雨が屋根を打つ音を聞きましたが、雨が止んだあとも、風がものすごく冷たい。


13日(月)
家の前の小麦に除草剤をやる。朝方、冷えました。良い天気の一日。
午後はアルバイト。