米づくり御飯になるまで水加減

昨日土寄せしておいたところの畦塗りをする。畦塗りその物は単調作業なので、あれこれ頭をよぎることがあったりするのだが、「米づくり御飯になるまで水加減」というのは、僕が田んぼを始めた頃に聞いた言葉で、ふと頭の中に浮んできた。畦塗りも田んぼの泥の水加減で塗りやすかったり塗りにくかったりするのですね。それに米づくりは、まあ、水管理が大事ですし。田んぼ仕事のしやすさは水加減で大きく変わってきます。で、その水管理は「荒起こし」や「こなし」「尻踏み」という作業で田んぼを均平にすることが大切なのですが、もう一つ、水が漏れしないできちんと水管理ができるような畦を作るということになってくるのですね。最初はいいんですけど、中干しで田んぼを干して亀裂を作るようになると、あと水が漏れてしまったりするようになって、水管理が難しくなるということになってしまいます。
で、特に土に石が少なくて鼠やモグラが多いところは、もう水を入れても下の田んぼの方に先に水がついてしまうというような状態になってしまうこともあるようで。そこで今年は畦の中に畦シートを埋めてみようと工夫しました。いや、効果があるのかどうだかわかりませんが、完全に埋めてしまうことで、畦シートの傷みも少なくなりそうな気がするし、中干し後もシートと土の間に隙間ができにくいのではないかなと思っています。ま、実験というところです。