苗代が大変なことに!

bunshirou2006-04-12

昨日は一日ITサポートのアルバイトだったので、家を空けていたのだが、風が強いので心配はしていたんだけど・・・。夜、家に帰ると母が「今日は大変やったんやで・・・。風で苗代の竹が倒れてしまって・・・。隣も手伝ってくれやあって、はよ、行って礼を言うてこんとあかん」と言う。さっそく暗いなかを苗代を見にいくと、なんと風で農ポリのトンネルがつぶれてしまっているところがある。強風で竹が倒れたり折れたりしたみたい。一旦竹が折れたりすると、農ポリが強風に煽られてバタバタとしばたくので、いよいよ次々とやられていくという状況だったようだ。隣の家の農家もトンネルがまくれあがってしまって、直していると、うちの苗代もバタバタといいだしたらしい。それでうちの苗代もひどいことにならないようにビニール紐で押さえてくださったりしたみたい。ありがたいことで、その足でお礼を言いにいく。ああ、ほんとありがたいこと。
もう暗いし、修復は今朝4時半からおこなった。まだ暗いのだが・・・。3時頃から目が覚めてどうやら風も収まったようだわい、と蒲団の中で藤沢周平全集を読んでいたら、4時半に母が「苗代直すで」と階下から声をかけてきたので、まだ暗いぜ、と思いながら支度をした。風はすっかり収まっていたが、雨が降っている。まだ暗い中、農ポリを半分まくり上げながら折れたり倒れたりした竹を交換していく。2時間ほどで終了。雨も上がってありがたいことでしたが。農ポリは泥がついて曇ってしまったし、苗箱の上に敷いておいた有孔ポリの下張りも汚れたりしたので、芽がしっかり出るのか心配だ。5日に種落しをしたやつがまだあまり芽が出ていない。ここしばらく天気が悪くてトンネルの中の温度が上がっていないからだと思うのだが・・・。ま、あとは種籾の力に頼るというか期待するだけなんだけど。
米づくりは一年に一回だけだし、少し大きくなって、田植えがすむとちょっと安心もできるのだが、芽が出るとか出ないとか、気をもませられる時期です。いやはや。
その後今日は一日田んぼで畦塗りなど。あ、昼に月一回の病院での診察をしてもらったけど。
畦塗りは田んぼに水を入れ、ホリやら平鍬などの農具を使っての作業。体は疲れるけど、トラクタに乗っているのとは違う充実感があります。畦もだいぶきれいに塗れるようになってきました。

一日田んぼにいて、ぐるりと回りを見ると、遠くの堤防やらあっちこっちの公園、あっちの土手、こっちの神社の脇などに咲きはじめた桜のピンク色が曇天の下にしっとりとあって、ああ、今滋賀県湖北の地は桜の国だなぁ、としみじみと思ったりしたのでした。

写真は苗代のトンネルですが、まだ強風にやられる前のやつです。今日は写真撮ってる余裕はありませんでした。いやはや。