NHKスペシャル 「気候大異変」

今日は午前中曇っていたけど午後から晴れてきてなんだか春の夕暮という感じです。午後はちょうどITサポートのアルバイトでしたが、帰るときにまだ明るい状態でしたからね。

一昨日だったかのNHKスペシャル 「気候大異変」というのをやっていました。地球シュミレーターで100年後の気候を予想するという趣向です。「百年後、世界のCO2濃度は倍増し、気温は最大4.2度上昇する。東京は奄美大島付近の気温になり、真夏日の日数は100日以上に増加。正月は紅葉の真っ盛り…。気温の上昇は世界中で熱波による死者の増加という突然の災害をもたらす。」2003年のヨーロッパの熱波や昨年の巨大ハリケーンカトリーナ、それからアマゾンの大旱魃などその予兆となるべきものがすでに起こっているということです。気温が上がれば異常気象になり食糧不足になります。砂漠化も世界各地ではじまり(もうおこりはじめている)、水不足になり減産となります。農村の風景も一変しリンゴ産地がミカンの産地になるとか。米も田植えは遅くしなければならなくなり15%の減産になり、世界中で食料品の価格が上がり(20%以上ということでしたが、そんなことになれば20%ではすまないですね)、食糧を輸入に頼る国々は・・・。
というような内容でした。不安を煽るという感じが無きにしもあらずの番組ですし、未来のことは誰にもわからないのですが、でも的外れではないでしょう。同じような研究の報告はもう何年も前から言われていますよね。深刻に考えている人はいるでしょうが、まだまだでも少なそうです。農業は経営的な問題もありますが、自然環境の変化をまともに受けますから、米や野菜も作りにくくなりそうです。自然相手なので安定して生産をするということに難しさがある農業ですが、自然そのものが不安定になるといよいよ難しくなります。

エコというのは生活のスタイルというか生活習慣そのものですから難しさがあります。生活スタイルは変え難いものですからね。農を生活のスタイルに選んだものとしては差し迫っているし、深刻です。でも本当は農からはなれて生活している人ほど深刻な問題なのだと思います。