「農政転換」の記事

bunshirou2006-01-24

今日も雪。朝の積雪は10センチほどでしたか。
今朝の「日本農業新聞」に「農政転換」の連載記事が始まっていた。今日が第一回、要約すると、

  • 2007年度から新しい経営安定対策がとられることになる。
  • 現在の農家は高齢化が進み、現在237万人(65歳未満は98万人)の基幹的農業従事者は10年後には146万人に減る。
  • 将来にわたって集落の田んぼを守るのは困難になっている。
  • 田んぼは食料自給率を維持する上でもきわめて重要で、このまま担い手が先細りすれば農と食と双方の屋台骨が揺らぐ。
  • そこでこれまでと違って国の助成は「担い手」といわれる農家や法人に限られるようにする。
  • 助成を求めて「担い手」作りが各地で進められる。

「助成を求めて」というあたりが泣かせます。ほんとに。でもこれは企業的経営の農業に移っていくということですわな。家族中心の農業から、生産組合や法人、企業中心の農業へ。どんどん民間の企業なんかも農業をやりはじめることになっていくのではないかな。食品の加工というのではなく、もう米も企業が大きな機械を投入して作るようになる。百姓もどんどん社員になって、給料取りになる。いや、給料取りの企業の社員さんが、土やら水やらにあまりふれることなく機械に乗ったまま米づくりをするようになる。そういう感じなのかな。いやはや。やれやれ。