宇多喜代子『里山歳時記 田んぼのまわりで』

bunshirou2006-01-17

今日は長女が小学校のスキー教室に参加しているのだが、時折青空も見えるような天気でありがたい。せっかく雪の降るところにすんでいるのだから、スキーぐらいは楽しんでほしいものだ。ってあまり連れてってやってないんだけどね。長男はスキー靴があまり足に合わなかったみたいで、なんとなくスキーがいやになっているのだが。

.macが新しくなって、iDeskをアルバイト先のWindows Meでもブラウザ(Firefox)からアクセスして使えるようになったのが嬉しい。さっき確認したけどちゃんとダウンロードしたりアップロードできました。うんうん、便利。ブラウザから使えるとどこからでも使えるからね。先週いろいろアップルから新しい製品が発表されたけど、早くiLife '06が届かないかな。

宇多喜代子『里山歳時記 田んぼのまわりで』を今朝から読みはじめました。俳人ですから俳句も紹介されているんだけど、百姓とか農家の視点で書かれているところがおおくて、うんうん、とうなづくことしきり。たとえば、
“先祖代々専業農家として生きてきた友人から「農業は、体験を経験にするには一代の時間では少なすぎる。毎日同じ仕事をしている人とちがって、一つの体験を次に生かすためには、一年後の季節まで待たねばならんことが多いから」と聞いたことがありました。だから先祖の体験を生かさなくてはとんでもないことが起こるのだと言うのです”
僕も農業を始めたときにたくさんの人から農業は経験がものをいうからということを聞かされた。米を作るといっても生涯で50回くらいの体験しか積むことができないのだということ。中年になってから農業を始めるものは、体験を経験にするためにやはり頭を使い、アンテナを高くしなくてはいけないのだろう。
著者の俳句はあんまり載っていないのだけど、どんな句を詠まれるのかな。