この10日間と「農業を国政の柱に」

bunshirou2005-09-21

毎度のことながら、なかなか更新できていませんね。あっという間に10日ほど経ってしまっています。今日は「秋の詩」という中晩生の品種の稲刈りをしました。ちょっと早いのではないかというところですが、台風のこともあるし、天気の具合も考えて今日から稲刈りを開始しました。

13日(火)この日は終日ITサポートのアルバイト。

14日(水)早朝から籾摺り。昼前から病院へ。午後から稲刈り。夕方雷雨。夜は運動会の会議。

15日(木)良い天気で稲刈りも順調に進む。夕方から氏神様の祭で、奉納子供相撲大会があって、長女、次男、次女の三人が参加して、三人とも優勝やら準優勝やらで賞をとってきた。いやはや。このまま元気に育ちますように。

16日(金)朝から籾摺り。午前中は出荷した300袋の米の検査。午後は稲刈り。これでだいたいコシヒカリの稲刈りは終了。

17日(土)籾摺りと稲刈り。午後は小学校の運動会の準備。

18日(日)小学校の運動会。家族あげて応援に。長女と次男が元気に走り回って活躍。ありがたいことである。この幸せ。夜は役員で飲み会。

19日(月)どうにも二日酔い。朝から籾摺り。ヌカ捨て。午後はヌカを田んぼに撒く。

20日(火)農協へ大豆コンバインの申し込みをする。終日ITサポートのアルバイト。

21日(水)昼過ぎまで「秋の詩」の稲刈り。午後は一般米の生産履歴を提出したり転作の小麦の生産資材や来年の種籾の申し込みを農協へしたり。あと先日出荷していた米の代金が入金されていた。ありがたいことである。

今日の「日本農業新聞」の「コンパス」というコラムに「農業改革 農業を国政の柱に」というタイトルでベストフーズ社長・本間惇氏が書いておられた。以下その要約。

『郵政改革の是非を問うた選挙の最中、日本農業新聞が懸命に農業への取り組みを各党に聞き、その差を開示してくれましたが、今度は人々にもっとも大切な環境・食糧・農業をテーマに国民投票的選挙をやってみることを提案したい。

農業は確かに現代の政治家には、票にならない避けて通りたい問題でしょう。

しかし、農業の山積する難題を都市と農村の区別なく、国民の身近なものとして議論をしかけたら、国民は真剣に考え、意外と農業の重要性を理解することとなるはずです。

先の国会で成立した「食育基本法」こそ本来全会一致と思いきや、民主党は反対でしたし、過去七年間も連続40%しか確保できない食料自給率は、45%目標を5年後から10年後に引き伸ばしても、これとて現状からして誰が保証するのでしょうか。

穀物自給率は世界173カ国中124番目でありながら、近年人気化した茶豆が生産過剰で暴落し、市場ではただ同然に扱われたり、農民の汗の結晶であるキャベツやレタスが人々の口にされることなく、春から何回も畑で踏み潰されるニュースを見るたびに胸が痛みます。そんな無策を尻目に外国からせっせとこれでもかこれでもかといわんばかりに農作物を輸入し、世界の貧困は見て見ぬふりで残飯の山を作り、環境を悪化させる日本人の悪しき風習は誰のせいでしょうか。

全国の隅々まで道路網は整備され、いつでも欲しいものは手に届く国民の生活レベルは世界一でしょう。しかし、立派な道路のある里山に近い山林が間伐どころか入山を拒むが如く荒れております。農村の老齢化では、機械化のできない重労働の山仕事ができる人は皆無ですし、林業政策は放棄されたままです。

昔は治山治水のできる人が真の政治家でした。山から緩やかに流れ来る水は美田を作り、海に注がれて豊かな漁場となります。

「あなたの命の食糧を6割も外国に頼ったままでいいのですか。」をキーポイントに愛農国民運動を展開しましょう。』

小学校なんかでも食育についての講演会やPTAの活動も盛んだけど、やはり食育の基本である農業や漁業についてもしっかりみんなが学ばなくてはいけないよなぁ。とにかく給食の残飯の多さがいつでも問題になってきているけれども、そんなこと続けていていいわけがないし、いつまでもそんなことが続くわけでもない、ということを考えないと。