04年産米入札取引終了
今朝の日本農業新聞に記事が出ていた。米の値段は入札によって決まるようになったのだが、16年産米は作況指数は98だったにもかかわらず、入札価格はずーと低迷していたんだけど、終盤ですこし上昇したってことです。それでも60kgで一万六千円だけど。
前半の低迷の要因として、
- 米消費が上向かなかったことや03年産米の不作で100万トン強の政府米が売却されたこと、また不作の03年に慌てて過剰に在庫を持ったことなどによる卸の仕入れ意欲の減退
- 売れる米づくりが言われて、産地が相対取引や特定契約を始めとした実需者との結びつきを強めたので、入札への上場が減り、卸も相対取引で買えばよいとなって卸に余裕を与えたこと
- 04年度は一時豊作の観測がでて、農家への仮渡し金が低かったので、JAは仮渡し金より高く買ってくれる相手を探そうと直売志向となり買い手に値下げの理由を与えたこと
しかし終盤になって、
- 流通在庫が少なくなり、後半の主要な仕入れ先であるJA系の米が底を尽きはじめたこと。
- 最近の天候不順で05年産米の出回りが遅れるのではないかという不安も加わったこと。
60kg(1俵)で16000円として。年収500万円上げるには、どれだけの米を出荷しなくてはならないか、売上だけで500万なら312俵。一反当たり8俵の収穫として、39反。約4町。4haである。でも実質売上から農機具代、肥料代、等諸経費を引かなくてはならないから、もうこれだけでは実際のところほとんど引かれてしまうのである。農協なんかは20ha位作って600万円くらいの収入、というようなことを言っている。20ha、20町だぜ。なかなか一人でまわるのは難しい。あれこれ知恵を出さねばならない。
今日は一日雨が降ったり止んだり。ありがたい。おおむね家にいて、体を休める。
相変らずココログは遅い。ログインも失敗することもあるし、blogの表示そのものも遅かったりする。ココログのblogもずいぶん前から更新をやめているのだが、お金が無駄なので@ニフティを解約する。ニフティのメールアドレスだけちょっと混乱するかも。いやはや。