地球温暖化と農業
QuickTime7.0.1がソフトウエアアップデートでアップデート。ブラウザとかでうまく見られないのがあったんだけど、これでうまくいくようになったかな?
ウェジットで『空模様』なるものを使うことにしました。うーむ、なかなか快適。便利です。ありがたい。
中日新聞に地球の温暖化について、気象予報士の村山貢司氏のインタビュー記事が載っていました。ネットでは読めないみたいなので、その概略を。
・過去百年で日本の気温は一度くらい上昇した。これは人類が経験したことのない急激な上昇である。地球の温度の変化は過去にもあったが、二度の変化に七千年から八千年かかっている。その影響で世界各地で大規模な異常気象が起きている。
・「観測史上一番」とか『二百年ぶりの大雨」とかの異常が当たり前の時代になってきているのは地球の気温が上がり、海水の温度が上がったため。
・西日本には南方系のトンボやチョウチョがたくさん来ているし、秋が高温すぎて鹿児島では年明けに紅葉した。ソメイヨシノが秋に咲いたり植物も狂いはじめている。稲も開花時期に35度、36度が当たり前になると実が入らなくなる。少しづつ北で作付けしないと米が採れなくなるかもしれない。間違いなく気候はめちゃくちゃになってきている。日本で今後十年間で一番心配なことは、食糧と水と気象災害です。
・水が心配というのは、日本はたくさん雨が降るけれども、地形の関係で利用できている水は実は少ない。東北南部から西の降雪も減少しているが、冬山の積雪は「白いダム」なのだが、それが減ってきている。一方、集中豪雨や洪水などの災害も増えている。
・日本の水は冬の雪と梅雨の雨と台風とで賄われているのに、水の事情が非常に危ない。水が不安定だと農業も暮しも成り立たない。水が一番心配。
・太陽から地球にもらう熱の量は決まっていて、それで地球の温度が決まる。中級の年平均の温度は15度。日本が猛暑なら必ずどこかが低温になる。気温が決まると年間の降水量が決まる。干ばつと洪水。猛暑と冷夏。高温と低温が、裏返しで同時に起きている。
・予想では、中国の内陸部や豪州では今より雨が減る。逆に中国大陸南部では今より年間千ミリ増える。中国大陸南部は洪水の常襲地帯となり内部や豪州は干ばつになりやすい。食糧自給率は40%で、異常に低いのですが、食糧をこれらの国からの輸入に頼っていると食糧不足が心配。
・地球はCO2が大気中に0.03%しかないのですが、これが少し増えただけで、中級の温度はぐんと上がる。
・二月に発効した京都議定書では、目標が1990年比でCO2を6%削減することなんですが、現実は8%増えている。目標の達成には省エネが一番の近道。必要なエネルギーを必要な分だけ、必要な時だけ使うようにすれば、生活の質を落とさずに省エネすることはできる。例えば無駄の最たるものはテレビなどの待機電力。
・室温も28度をめやすにすること。また緑を増やすことも大切。北半球のCO2の量は植物の光合成によって5月ごろから急激に減り、10月ごろに増えはじめる。緑を増やせばCO2は確実に減ります。庭のある人は木を一本。ない人は鉢植え一つでも緑を増やせば、確実にCO2は減っていく。
というようなことでした。ま、でも農業をやるものとしては、これは直接的な大問題ですからね。でも基本的に一人ひとりができることを、できることからというスタンスですわね。
6月から9月までまた月に4日ほどIT関係でバイトにでることにする。