昨日も今日も本当にいい天気。田圃日和である

bunshirou2005-04-15

昨日は朝一番に田圃の水を止めに行く。まだほとんどの人が会社に行く前なので、道も空いている。田圃には誰もいないのかと思ったけれど、やはり水見にきている人なのか、田圃の道を軽トラで通る人がいる。尻水戸を確認して、水を止める。

10時から農談会があって、農協の営農指導員の方が小麦のことやら苗代のことやらでお話と質問。あれこれためになる。というかまあ、初めてなので知らないことばかりなのだが。

午後は朝水を止めた田圃をトラクタで起こして、畦塗りの準備、少しゆっくりやり過ぎたのか、最後に父が見に来た。春の夕暮であった。


ずーっとトラクタに乗りながらiPodでシャッフルしながら音楽や落語を聞いていた。ローリングストーンズや村治佳織山下達郎やらラムゼイ・ルイスやらマイルス・デイビスやらビル・エバンスやらビリー・ジョエルやらブルース・スプリングスティーンやらコモドアーズにディープ・パープルなどが次々に鳴った。トラクタの音もしているし、田圃の真ん中だし、ストーンズスプリングスティーンに合わせて、シャウトしても誰も聞いてはいない。誰に遠慮することなく、春の午後の陽射しの中大声で歌わせてもらいました。

今日は午前中、遅植のコシヒカリの籾種の温湯消毒。お風呂の湯船に60度のお湯を張って、その中に籾種を10分間つけて消毒。3.5キロの袋を20袋。午前中一杯かかったけど、微生物消毒のエコホープだと一度にはできないし、お金もかかるが、これだと化学的な薬品は一切使わないし、一度にたくさんできるのでありがたい。ま温度管理には気を使いましたが。棒温度計が大活躍。種籾は急冷してそのまま浸種へ。

午後は今年新たに借りた田圃の畦回りをトラクタで起こして畦塗りの準備。えーとこの田圃は去年は転作だったのかも。ミミズやらオケラやらそれこそたくさん出没。まあケラがたくさんいるということは畦に穴があくということだけれども、もうだだ漏れ。足で踏んで穴を踏みつぶす。畦回りを起こしたので、ま、しばらくは大丈夫だと思うけど。カラスやらなんていう鳥かなよく見るのだけれど、鳥たちがたくさんよってきて、ケラやカエルなどを狙っていました。


仲畑貴志『この骨董があなたです』読了。骨董の世界も面白そうだねぇ。80年代のコピーライターブームを作った仲畑氏ですけど、しばらくあまり名前を聞かないと思ったら、こういう世界にいたんですね。小説書いたり、あの頃の糸井さんとかあの頃のコピーライターって、やっぱりものすごい才能ある人たちだったのでしょうねぇ。

出久根さんと糸井さんとの対談も面白いです。

あ、書き忘れていましたが、村上春樹象の消滅』もなんというか、懐かしくもあり、やっぱり良かったです。そのなかの『沈黙』は初めて読んだような気になったけど、良かったですね。ごく初期の短編の味わいで。