畦塗りの準備のことなど

雨が降ってきたので、午後は仕事を休みにしました。やっとこのあたりでも桜が咲いてきました。ありがたいことです。まだ二分咲き三分咲きというところですけどね。

7日(金) 晩生の品種「秋の詩」の種落しをして、天気もいいのでそのまま苗代に出す。風もほとんどなくトンネルも楽に張ることができた。種籾7袋で176箱。
午後はトラクターのロータリーのなた爪を交換した。うまく使えていないのかどうかわからないが、一年に一度ぐらい交換しなくてはいけないみたいだ。去年から田んぼも増えているので仕方のないところかもしれない。毎年、秋の農機の展示会で安く買っている(?)。
去年も僕が交換したのだが、どうも今回は何をとちくるったのか、爪の向きを反対に付けてしまって、もうほとんど終りかけの時に、隣の農家の方が「おー、手間かけてるな〜」と様子を見に来てくださって、(なんといっても、道具が普通のメガネレンチだけなので、ネジを弛めたり締めたりするだけでも時間がかかるのだ)「あら、これはどうも反対やね〜」と言われてやっと気がついたのでありました。「これ、ナットは何ミリや?ええもんかしたろ。」というわけで、クルクルと一方方向にだけまわるレンチを貸してくださって、これがすごく便利で(当たり前だけど)スピードが3倍くらいにあがってなんとかまた付け替えたのでした。やれやれ。ナタ爪の交換の前には、よく確認しましょう。
明日畦塗りように土寄せをするので、5枚の田んぼに水を入れる。

8日(土) 朝、水の量を確認して止める。1枚はまだ水が足りないので入れておくが、畦からの水漏れが激しい。やれやれ。
午後からトラクタのロータリーの後ろに板をつけて土(泥)を畦に寄せる。この板は自作の板で、ロータリーに紐で括りつけるようにしてあるので、調節がやや難しいのだが、なんとか5枚の田んぼの畦に土を寄せる。風が強く、寒い。
次男が今日からスポ少の野球の練習。いままであまりキャッチボールもしてやれていないので、次男だけ全然できなかったらしい。うーむ。ま、これからです。やれやれ。

9日(日) 朝、水の確認。昼前に子供らを連れて散髪に行く。中学生の長男はスポーツ刈り、二年生になる次男は坊っちゃん刈り、幼稚園の次女はすでに奥さんと同じ美容院へいっているので、散髪はなし。でも美容院だけあって、幼稚園の女の子でもそれなりにボーイッシュにかわいらしくみえるようにやってくれる。今年から中学の長女はもう髪を伸ばすのだといって、なかなか美容院にすらいかない。僕は毎度のことでスポーツ刈り風にバリカンで上のほうまで刈り上げてもらうのだが、先月からヒゲを伸ばす実験をしている。それで髭剃りの時「これは残しますよね」と言われて、実験中なので「うーん・・・」と迷っていたら、「ま、似合ってかっこいいですから、残しておきましょう」と言われて、お世辞とはわかっていながら、「じゃ、残しましょう」と残してもらいました。家に帰ってきたら母親と長女に「無精な」「汚い」「不潔」「なんで剃ってもらわんの?」と言われる始末。ま、実験中ということで。

10日(月) 一丁田のうちの田んぼに畦シートを入れる。
ホリで畦端に溝を掘り、シートを埋めて、上から泥を乗せて、畦塗りをした。
ホリは差し込んで、前後に動かし、ぐるっと回して引き抜く、と言う動作。この時差し込んで作った溝に水が流れ込むようにしておくのがコツみたいで、父にそういわれて、水を流すようにしたら、ホリに泥がつかないし、溝も埋まっていかないし、楽に抜けるし、仕事が速くなった。ホントは糸でも張ってまっすぐに溝を掘るのでしょうけれども、今回は糸なし。大体の見当でまっすぐに溝を掘っていく。ホリみたいななんだか伝統的な農具を使えるようになると、なんだかうれしくなる。
午後は雨が降ってきたので畦塗りは中止。雁入田の清水正人さんの田んぼに水を入れる。