浄瑠璃を語りだす百姓

iPodの調子がおかしくて(多分ハードディスク関係だと思う)聴けない状態。でも頭の中で何度も繰り返し口ずさんでしまうメロディとか言い回しがありますよね。最近では仲間由紀恵『恋のダウンロード、二人パレード・・・』というやつ、これはもうCMの影響ですね。それから「おはんちやう」。枝雀さんの落語で「どうらんの幸助」とうのがあって、笑える落語なんですが、最後のところで浄瑠璃がでてるくんですね、「お半長(おはんちやう)」と枝雀さんの落語の中で出てきますが、桂川連理柵の帯屋の段。これが頭からはなれません。でだしの「柳馬場押小路(♪やーなーぎーのばんばおーおしこーじ)」が枝雀さんの言い回しの浄瑠璃がトラクタに乗りながら、またお風呂場で口から出てしまう。いやはや。たぶんトラクタに乗りながら浄瑠璃語りだしてしまっている百姓は私ぐらいなものでしょう。いや、節回しがね、たぶんツボにはまってしまったのでしょう。

唐仁原教久『雨のち晴れて山日和』読了。平野恵理子『ハピネス気分で山歩き』読了。両方ともスケッチとイラストで紹介される山歩き旅行のエッセイ。おもしろかったですが、絵が平野恵理子さんのほうに僕としてはなじんだかな。唐仁原さんの絵は今中日新聞に連載されている藤田宣永『戦力外通告』の挿し絵も描いておられますね。後ろ姿が印象的な絵です。