04年販売農家の農業所得

昨日の日本農業新聞に04年の販売農家の農業所得が2.7%減、主業農家だけは微増という見出しで記事が出ていた。2004年ということなので、一年前の所得ということになります。僕は今年からなのですが、まあ、参考ということで。
販売農家の一戸あたり農業所得の平均は126万円だそうです。これはしかし専業農家以外の副業的にしているところも含めているので、こういう数字です。これだけでは生活できていきませんわな。この126万円にに200万円ほどの農業以外の所得や農業関連所得(なにのこと?)があって、年金が150万円ほど。合計500万ちょっとというのが平均的販売農家らしいです。ちなみにこの平均的販売農家の経営主の平均年齢は62.9歳。平均ですよ。いやはや。
僕のように専業で主業として農業をしている人はどうか。しかも僕は40代半ばですから、65歳未満農業専従者がいる主業農家という欄を見なければいけません。農業所得は507万円。これに農業外の所得と年金が100万ほどあって、合計で600万を越えていますね。いやはや。これで平均です。うちの農業所得の倍ほどありますね。まあうちは耕作面積がまだまだ少ないですから、苦しいところ。はやく10haの水田耕作といきたいところです。
でもこれは水稲だけではなくいろんな作物、ハウス栽培の野菜なんかも含めての計算ですからね。どうなんですかね600万円の収入というのは。まあ僕的には自分の年齢的なこと、扶養家族や子供達のこと、それからサラリーマンの平均年収を考えるせめて600万円という感じでしょうか。
「ちなみに」という話ですが、20ha以上の経営耕地規模だと1157万円の農業所得だそうです。これ水稲ではどうなんでしょうね。どれくらいの平均になるんだろう。
さらに「ちなみに」という話ですが、「65歳未満農業専従者がいる主業農家」の経営主の平均年齢は55.5歳だそうです。経営主の平均年齢が55歳、56歳というのは普通なんでしょうか?
耕作面積を増やすことがとりあえずの収入増につながりますが、水稲の場合はそれだけでは平均的所得は難しそうですね、というかどれだけ作ればいいのか。インフラというか投資は必要なのですが、なにより頑張ってつくったいい米をそれに見合った価格で売る、というのが大事でしょうね。そう思えてきます。